深掘り
許可待たずに顧客の口座を保護 岩井コスモ、「見えざる敵」との攻防
笹井継夫
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岩井コスモ証券(大阪市)の売買管理システムが不正アクセスを受け、顧客の口座で12銘柄125万株が勝手に取引されていた。限られた時間で大量の口座が順番にサイバー攻撃を受けたことから、AI(人工知能)が使われた可能性が疑われている。幹部への取材から「見えざる敵」との約3時間の攻防を追った。
14日午前10時40分ごろ、岩井コスモ証券幹部の内線電話が鳴った。「おかしな注文が来ています!」。ネット取引を監視する責任者の声が耳に響いた。
顧客1人の口座で、顧客が注文した形跡のない株取引が成立したという。同社の売買管理システムが操作されていた。
何が起きているのか――。幹部に驚いている時間はなかった。サイバー攻撃に違いない。「驚きとかはすっ飛ばして、『一分一秒を争う。動かなければ』と思った」
システム部など関係部署に電…
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