視点・解説
中南米の親米化を止めたブラジル・ルラ氏の勝利 足元の分断なお深く
ブラジリア=河崎優子
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ブラジル大統領選で、米国のトランプ政権に批判的な姿勢で知られる現職のルラ大統領が再選を果たした。中南米で続く親米政権への転換に歯止めをかけた勝利に、親米路線と距離を置く首脳らは祝意を送る。ただ、激しい選挙戦で国民の分断は一層深まり、ルラ氏の足元は盤石とは言えない。
メキシコ大統領は「民主主義万歳」と祝福
中南米では昨年以来、ホンジュラスやコロンビアの大統領選でトランプ大統領が支持した候補が当選し、エクアドル、チリ、コスタリカ、ペルーでも親米の候補が勝利した。トランプ氏に近いフラビオ・ボルソナーロ氏が、ルラ氏に挑んだブラジルも、親米に転換するかが注目されていた。
ルラ氏の当選を受けて、トランプ政権とは一定の距離を置くメキシコのシェインバウム大統領は、「ビバ(万歳)民主主義。ブラジル国民の勝利だ」とX(旧ツイッター)に投稿した。
トランプ氏と何度も衝突してきたコロンビアのペトロ前大統領もXで即座に反応。「ブラジルの社会正義が守られ、天然資源を奪おうとする外国勢力の企ても阻止された。よくやった、ルラ」とたたえた。
敗北のフラビオ氏は「選挙の無効」を申請
ただし、通算4期目となるルラ政権には多くの課題が待ち受ける。
ルラ氏は、10月4日の第1…
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この記事を書いた人
- サンパウロ支局長|中南米担当
- 中南米の全分野、ジェンダー、環境、スポーツ
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