カンボジア拠点詐欺事件 「トップ」の男、認否留保 地裁初公判
松島研人
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カンボジア北西部・ポイペトを拠点とした特殊詐欺事件をめぐり、詐欺などの罪に問われた拠点のトップとみられる会社役員佐々木裕介被告(39)=住居不定=と、拠点でかけ子を担ったとされる男女6人の初公判が27日、名古屋地裁であった。7人はいずれも認否を留保した。
検察側は冒頭陳述で、佐々木被告が遅くとも2024年6月ごろまでに、カンボジアで中国人らによる特殊詐欺グループに参加したと主張。かけ子らのリーダーとして、かけ子や詐取金の管理などをしていたと明らかにした。25年3月には新たなグループを立ち上げ、特殊詐欺を繰り返していたという。
検察側によると、佐々木被告らはコンピューターで無作為に電話をかけ、警察官をかたって「マネーロンダリング(資金洗浄)に関与した嫌疑がある」と言い、うその逮捕状の画像を見せ、「無実を証明するため」と称して現金を振り込ませていた。被害者には、外出記録を報告させ「守秘義務がある」として周囲への相談を封じていたという。
起訴状などによると、佐々木被告は仲間と共謀。昨年2~5月、警察官をかたって茨城県の30代女性と千葉県の40代男性にうその電話をかけ、計3240万円を詐取したなどとされる。詐取にあたり、指定の口座に振り込ませ、犯罪収益を仮装した罪にも問われている。
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