編集委員・北野新太
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将棋の第74期王座戦五番勝負(日本経済新聞社主催)第5局が27日、甲府市で指され、挑戦者の広瀬章人九段(39)が伊藤匠王座(24)=叡王と合わせ二冠=に勝ち、シリーズ3勝2敗でタイトルを奪取、初の王座を獲得した。8年ぶり3期目のタイトルとなった。
39歳9カ月でのタイトル獲得は、2020年以降では最年長記録となる。
将棋界は広瀬新王座、一冠に後退した伊藤叡王、六冠の藤井聡太名人・竜王(24)=王位・棋聖・棋王・王将=の3人でタイトルを分け合う構図になった。タイトルホルダーが3人になるのは、23年5月以来3年半ぶり。
振り駒の結果、挑戦者の先手で始まった一局は今シリーズ4度目の「相懸かり」に進んだ。定跡への深い知識を問われる序中盤だったが、挑戦者が主導権を握る展開になった。
過去4期のタイトルを全て最終局を制して手にしてきた王座は、終盤の勝負術を駆使して逆転を図るが、局面を冷静に見極めた挑戦者が勝ちきった。
挑戦者の快勝で開幕した五番勝負。広瀬新王座は第2局を終盤のミスで落とし、第3局は一方的な展開で敗戦。追いつめられながら、第4局と第5局で力を見せて逆転奪取した。
広瀬新王座は1987年生まれ、札幌市出身。勝浦修九段門下。2005年、18歳で棋士に。早稲田大在学中の10年、王位戦で深浦康市王位(当時)から初タイトルを奪取。史上初の現役大学生タイトルホルダーとして話題を集めた。
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この記事を書いた人
- 文化部編集委員|囲碁将棋担当
- 囲碁将棋、文化全般
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